花腐し(はなくたし)とは?意味や作品名の由来をわかりやすく解説!

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花腐しという映画が2023年初冬に公開されると話題になっています。

花腐しと聞いて私は「どういう意味?」と思ってしまいました。

今回は映画「花腐し」の意味やあらすじについて記載していきます。

目次

花腐し(はなくたし)とはどういう意味?

花腐し はなくたし 意味
出典:ttps://www.fashion-press.net/news/102254

花腐し(はなくたし)とは平成12年に発表された松浦寿輝の短編小説です。

発表した年に第123回の芥川賞を受賞した作品です。

「花腐し」の意味を調べると以下の説明がでてきました。

タイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる⾬を表現している。
そのタイトル通り、梅⾬のある⽇に栩⾕と伊関は出会い、⾃分たちの愛した⼥について語り始める。そして、3⼈がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、栩谷、伊関、祥子、それぞれの⼈⽣が交錯していく――。

引用)FASHION PRESS より

雨が振り続けると、根腐れや蒸れ、病害虫の発生等で花が枯れることがあります

「花腐し」という作品は人間模様や展開を表現したタイトルです。

上記の引用にもあるように「夢がボロボロと崩れ」とありますが、
「夢」も「花」もキレイなものですよね。

今回の映画も出演者達が「花腐し」をどう表現するか楽しみです。

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「花腐し」の卯⽊の花とは?意味を解説

花腐し 卯⽊の花 意味
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%84%E3%82%AE

花腐しの意味を見て「卯⽊の花ってなんだろう?」と思いましたので卯⽊の花についても解説します。

卯⽊の花(うつぎのはな)とは空木の花や別名でウノハナと呼ばれるアジサイ科の落葉低木です。

出典:https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/701143/

上の画像の卯の花のことではありません。

ウノハナと聞くと一番身近に聞くのはスーパーの惣菜コーナーにある「卯の花」ですが、
このウノハナは豆腐を作る工程から生まれた「大豆の絞りカス」です。

「花腐し」という作品は慣用句の「卯の花腐たし」が由来かも?

また卯⽊の花を調べていると今回の映画「花腐し」の由来のような慣用句が見つかりました。

慣用句は「卯の花腐たし」というもので、意味を記載すると

慣用句「卯の花腐たし」は、5月下旬の長雨を指し、卯の花(ウツギの花)を腐らすほどの雨を意味する[10][7]。季語としては「花の雨」と「五月雨」との間で[10]、俳句にも頻繁に使われる[7]。ウツギの花言葉は、「思い出」「気品」とされている[7]。

引用)wikipedia より

「卯の花腐たし」も「花腐し」も5月下旬や梅雨の時期の長雨のことを言っていますので、
今回の作品タイトルがこの慣用句が由来である可能性があるかもしれませんね。

まとめ

今回は2023年初冬に公開される映画「花腐し」のタイトルの意味について記載しました。

まとめると

  • 「花腐し」はきれいな花を枯らしてしまう梅雨の時期の雨を表している
  • 卯⽊の花とは「空木の花」や「ウノハナ」と呼ばれる花であり、スーパーで売ってる惣菜の「卯の花」は関係ない
  • 「花腐し」というタイトルは慣用句の「卯の花腐し」という慣用句が由来の可能性もある

以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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