ベビーファースト運動というキーワードが注目されています。
どんな運動なのか?そしてなぜ炎上したのかについてまとめました。
ベビーファースト運動とは?
ベビーファースト運動とは、公益社団法人日本青年会議所(JC)が提唱する運動です。
子どもを産み育てたくなる社会を実現するために、企業・自治体・個人が妊産婦をはじめ、
出典:https://www.jaycee.or.jp/babyfirst/susume/
子育て世代が過ごしやすい環境を醸成することを目指す運動です。
少子化が加速している今、政府だけでなく
企業や自治体からも若い世代の子育て支援していくことを応援する運動ですね。
例えば、企業では以下の取り組みがされています。(一部抜粋)
そして自治体では以下の取り組みがされています。(一部抜粋)
現在は162社の企業と124の自治体が参加しています。
例えば、企業ではセブンイレブンジャパン・ローソンなど大きな企業、
自治体では東京都などがベビーファースト運動に賛成していていました。
日本青年会議所はこども家庭庁が後援しています。
続いて、ベビーファースト運動に賛同している婚活が炎上した理由について見ていきます。
シングルマザー婚活が炎上した理由はベビ婚?
今回炎上したのはつくば市で行われるシングルマザー限定婚活パーティ「ベビ婚出会いの広場」です。
募集人数 男女各20名(参加費無料)
参加条件
男性
・30~40歳
・年収500万円以上
女性
・再婚希望者
・シングルマザー
主催しているのは公益社団法人日本青年会議所関東地区茨城ブロック協議会です。
ベビ婚出会いの広場と記載がありますが、「ベビ婚」とはどのようなものなのでしょうか?
ベビーファースト運動=子どもを産み育てやすい社会を作り上げる運動という考え方において、こどもを産み育てやすい社会を推進するためには、男女が出会い結婚して子供をつくらないといけない。
そのための手法の一つとして婚活パーティを企画されていただきました。
出会いを求めていただき再婚することにより、経済的にも恵まれ最終的には新たに子供を産むこと、育てることがしやすくなります。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000126460.html
ひとり親(シングルマザー)と若い高収入男性のマッチングの場を企画したようです。
経済的に余裕があれば子どもが増える可能性もあり、
ひとり親で稼ぎがなかなか増やせない貧困家庭も減らすことができるということですね。
この婚活パーティの批判的な意見として以下の3つが多くありました。
・子どもへのリスク(参加者の子どもを目的として参加する男性がいる可能性)
・母親へのリスク
・参加する男性に関する意見(証明する方法やシングルマザーの理解とは?)
SNSでは参加者の子どもが性的または肉体的虐待されてしまう危険を指摘する意見が最も多かったです。
近年、内縁の夫や交際相手からの虐待事件などを目にする機会が増えています。
参加費も無料なので、気軽に参加できる分子ども目的で身分を偽造する人が出てくる可能性もありますね。
過去にも炎上したひとり親の婚活というテーマ、
企画段階で誰も止めることができなかったのでしょうか・・・?
※2023年1月には前澤友作氏が監修した「コアリー」という
ひとり親対象のマッチングアプリも炎上し結果配信停止になりました。
今いる子どもの安全が脅かされているのは社会の問題ですよね、
子どもが被害者になる事件が再び起こらないといいですね。
まとめ
ベビーファースト運動とは?シングルマザー対象の「ベビ婚」が炎上…JCとは? でした。
まとめると、
- ベビーファースト運動は公益社団法人日本青年会議所(JC)が提唱する運動
- 公益社団法人日本青年会議所茨城ブロックが主催する「ベビ婚出会いの広場」が炎上
- シングルマザーと高収入男性がマッチングすることで子どもへの虐待などが懸念されている
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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