大阪万博の会場デザインプロデューサーを務める建築家の藤本壮介氏が、自身のXで公開した大屋根リングの写真に対して、木材が雨に濡れて傷んでいると指摘したXユーザーを次々とブロックしたことが話題になっています。
藤本氏は1月22日に『ブロックすることは燃料を投下するだけだということを学びましたので、本日以降、ブロックはしないこととしました。ブロック済みのものも順次解除していきます』とポストし、全てのブロックを解除、木材には安全性や耐久性に問題はないと説明しました。
この記事では藤本壮介氏の経歴や、その炎上の経緯、万博リングの建築業者について紹介していきます。
万博リング設計者藤本壮介氏の経歴紹介
藤本壮介氏は、2025年に開催される大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーとして、世界最大級の木造建築物である大屋根(リング)の提案・設計を発表した建築家です。
名前 | 藤本壮介 |
生年月日 | 1971年 |
出身地 | 北海道 |
彼は、1971年北海道に生まれ、1994年東京大学工学部建築学科を卒業しました。
2000年に自身の建築設計事務所を設立し、同年青森県立美術館設計競技で2位(優秀賞)を受賞しました。
自然との調和や持続可能性を重視した独創的な建築作品を多数手がけており、国内外で高い評価を受けています。建築家としてのみならず、社会貢献や教育活動にも積極的に取り組んでいます。
彼は、2007年日本建築大賞や2012年ヴェネチア・ビエンナーレの金獅子賞など、数々の賞を受賞しており、東京大学の特任准教授も務めています。
彼の代表作には、武蔵野美術大学図書館やHouse N、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013、太宰府天満宮仮殿などがあります。
2020年、2025年大阪・関西万博のシンボルとなる大屋根(リング)の提案・設計を発表しました。
万博リングの木材が腐食している?!藤本壮介氏の炎上経緯とは
まずは、藤本壮介氏がXで炎上した経緯をまとめてみました。
炎上したきっかけは藤本壮介氏が1月19日のXにて投稿したこの写真から始まりました。
万博の現場
大屋根リングの進捗は50%を超え、ほぼ半分が姿を表している
夏にはリングが一周繋がる予定 pic.twitter.com/5TVUAo5gZh— Sou Fujimoto 藤本壮介 (@soufujimoto) January 19, 2024
藤本氏が万博リングの進捗について写真投稿
↓
1月19日に「すでに腐食してるのでは?木材直線じゃなくなってるよ」と指摘する人が出る。ここで1回目の炎上。
↓
1月20日に指摘した人が「設計者に事実を伝えたらブロックされました」と報告し、さらに炎上。
↓
1月22日に藤本壮介氏が「もうブロックはしない。ブロック済みのものも解除していく」と発言するものの炎上は収まらなかった。
という流れになります。
指摘された投稿はこちらです。
まず落ち着いて、私もリングの写真を見てみました。
投稿された写真は木材に水がしみ込んだようににじんでいて、ゆがんでいる・隙間が空いてるように見えるのは間違いないですね。
ヤバ過ぎる万博リング、設計者に事実を伝えたらブロックされました。 https://t.co/4PYuLBEiBp pic.twitter.com/OOL7miZws5— なんじゃそれ?🕶 “THEY LIVE”🕶(大阪は異常)🖕🏻DO NOT OBEY🖕🏻 (@nanjahsore) January 20, 2024
専門家でなくとも指摘をする方がいてもおかしくないと思います。
しかしこの投稿者は維新に批判的な投稿が多いなど全体的に否定的な指摘が多いです。それを加味してもゆがんで見えるのは確かですね・・・。
ただ、この写真を見て「腐っている」という指摘ができるかどうかは真偽不明です。冷静な事実ではないように思えます。
藤本氏が腐っているわけではないことを説明するか反応しなければここまで炎上しなかったかもしれません。
Xをブロックしたことによるさらなる炎上は藤本氏の失敗と思います。そこはうまく立ち回るべきだったのかなぁというのが個人的な感想です。
万博リングの建築工事業者は東畑建築事務所と梓設計!
万博リングを設計を行ったのは藤本壮介氏ですが、実際に建築工事を行っているのは東畑建築事務所と梓設計の共同企業体です。
公募型プロポーザル方式による事業者選定で選ばれました。
東畑建築事務所は、国立競技場や新国立美術館などの大規模な公共建築物の設計に携わってきた実績があります。
梓設計は、情緒障害児短期治療施設や武蔵野美術大学図書館などの自然との調和や持続可能性を重視した建築作品で知られています。
まとめ
万博リング設計者藤本壮介氏に木材が腐ってると指摘した投稿者がブロックされ炎上…でした。
まとめると、
- 万博リングの設計を行っている藤本壮介氏は多数の有名な建築を行っている
- 万博リングの炎上については、木材の腐食は真偽不明である
- 実際に建築工事を行っているのは東畑建築事務所と梓設計
以上です。
万博リングに関する続報に注目が集まっています、きちんと説明されるといいですね。
お読みいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1件)
開場1年前に、この状況?そもそも清水寺を引き合いにだすのはおかしい。清水寺は、無垢材で、しかも非常に硬い木を使っています。多分、欅とか樫とか楠とかじゃないですか?集合材は、濡れ乾燥を繰り返すと亀裂を生じるのではないでしょうか。オープン前にもっと酷くなっているのではないでしょうか。