大谷選手が所属するロサンゼルス・ドジャース世界一おめでとうございます!
急遽フジテレビが放送することにしたことで感激の瞬間を見られた方も多かったと思います。
その裏で・・・シャンパンファイトまで放送するため延長したことで『ぽかぽか』が2分で終わるという異例?の事態が起こりました。
阪神タイガースファン一筋〇〇年の私には違和感はないのですが、賛否の声や不満の声があるようです。
今回は野球中継が延長される理由を3選紹介します。
民放で野球中継を延長する理由3選
なぜ民放は番組表を変更してまで野球中継を延長するのでしょうか?野球ファンの視点から理由を3つ挙げました。
- 放送局としての信頼と評判
- 視聴率が高い
- 昔からの風習
それぞれ見ていきましょう。
1. 放送局としての信頼と評判の維持
民放が野球中継を延長する理由のひとつに、視聴者からの信頼と評判の維持が挙げられます。
プロ野球ファンにとって、応援しているチームの試合を最後まで観られるかどうかは重要で、中途半端に放送を終わらせるとファンの期待を裏切りかねません。
特にプロ野球は日本の長いスポーツ文化の一部であり、応援する球団や選手の動向を最後まで見届けたい視聴者が多くいます。
2023年の日本シリーズでは、接戦となった阪神とオリックスの対戦が多くの視聴者を集め、延長も頻繁に行われました。
大規模なスポーツイベントでは、延長放送を行うことで視聴者の高い満足度を確保でき、次回以降の放送視聴の確保にもつながります。
2. 視聴率が高い:野球ファンの増加
視聴率の高い番組は、放送局にとって大きな収入源であるため延長が行われます。
野球の地上波放送は、レギュラーシーズンは視聴率5%程度と、他の番組(同時間帯7%以上)の方が高いことが多いです。
このため、地上波放送は昔と比べてものすごく減りました。
しかし、大谷翔平選手の活躍や新庄監督の話題で野球ファンが増加しています。
ここ数年は、セ・リーグやパ・リーグの試合で全体的に観客増えており、テレビ中継でも視聴率が期待できるようになりつつあります。
(阪神と巨人、ソフトバンクは別の世界の話です。)
日本シリーズなどの重要な試合になると、視聴率が上昇するため放送局も延長して対応しますよね。
視聴率が高いと広告収入を確保しやすくなりますから。
なので、テレビ局も放送延長に対応した番組編成をおこなっています。
え?そこまでするものなの?と思う方もいるでしょう。
2024年の日本シリーズ第4戦(ソフトバンク対DeNA)が10.2%でした。
さらにドジャースが世界一を決めたMLBワールドシリーズ第5戦は、8.7%(フジテレビ)でした。
え?高くない?平日午前中でBS1でも中継されているにもかかわらずこの視聴率は非常に高いです!
3. 実は昔からある珍しいことではない
野球中継の延長は今に始まったことではなく、むしろテレビ放送が普及した初期から一般的に行われてきました。
1953年、日本テレビが初めてプロ野球の中継を開始した際には、延長対応が頻繁に行われスポーツ中継の定番となりました。
当時から試合の途中で放送を終えることは視聴者の不満を招くため、テレビ局側も放送終了を延ばしていました。
こうした歴史的背景もあって、現在でも野球中継の延長は自然なこととして続いています。
特に、試合が白熱し延長戦に突入した場合、視聴者がさらに増えるため、放送局としては利益の観点からも延長する方針を取るのが一般的です。
最近は地上波放送が少なくなったため、知らない世代が増えたという事でしょう。
(小ネタと宣伝)サンテレビという兵庫県のテレビ局は、阪神タイガースの試合の放送時は最後まで中継します。
Xの公式の一番上に書いているくらい大事なことですね。
なので、そんなの当り前じゃない?という感覚があります。
『ぽかぽか』が2分で終了でしたが、某ABCミュージックパラダイスというラジオ番組は短くなるのが恒例行事だったりしました。地域柄もあると思います。
実は…放送局が大事な試合の感動の場面を逃したことも
しかし、どんなに対応に気を配っていても、放送終了後に視聴者から不満が出ることもあります。
特に印象的だったのは、2019年のイチロー選手の引退試合です。
試合終了後のイチローの引退会見がnews zeroで1~2分で終了したことでSNSで不満が爆発しました。
また、2024年日本シリーズの巨人対DeNA第6戦で、日本テレビが試合放送まででザクっと放送終了し、日本シリーズ進出を決めたDeNA三浦監督のインタビューを放送しませんでした。
日テレは巨人だから・・・というのはわかりますが、不満が出た視聴者は多く居たのは間違いありません。
まとめ
- 野球中継を延長するのは、プロ野球の視聴者の期待を裏切らないため
- 特別な試合では視聴率も高い
- 実は、昔から延長はあり特別なことではない
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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