河野太郎はなぜ中国と癒着と噂されるのか?疑惑の背景を探る

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自民党総裁選に立候補したことで注目されている河野太郎さんですが、その政策の発言でも悪い意味で注目を集めています。

「年末調整をなくして全員に確定申告をしてもらう」という、税務署を敵に回す&「確定申告は難しいから控除を受けさせないためだ!」と批判が集まっています。

ですが、実は河野さんへの批判・疑惑追及は以前よりずっと続けられていました。その内容は「中国と癒着している」ということです。なぜそんな話が噂されるのかについて調査しました。

目次

河野太郎の中国癒着疑惑はなぜ出た?根拠と背景

河野太郎

(内閣広報室より公表された肖像)

河野太郎さんが親中だというのは昔から非常に有名な話でした。

2011年のXのポストの時点で、「親中派の河野は~」と話が多数出てくるほどです。

そんな河野さんに癒着疑惑が出始めたのは、2017年の安倍第3次改造内閣で外務大臣になって以降ですが、大きく取り上げられることはありませんでした。

そんな中、はっきりと癒着疑惑が取り上げられたのは、2021年の自民党総裁選中の9月20日、河野太郎氏へのXアカウントに対するポストからです。

その問い合わせ内容は自身の政策と、中国に進出している河野家経営の日本端子の関係についてです。

・太陽光発電事業推進は河野家、しいては中国が儲ける政策ではないか(ソーラーパネルは中国が75%を生産している)
・支社が中国にあるため、対中国は厳しくできないのでは?

下のポストを見てもぱっと見で癒着と媚中と感じますよね。

こんなことが言われる根拠と背景は河野家一族と日本端子にあります。

河野太郎さんは、河野一郎さんの孫です。

河野一郎さんは親中どころか媚中と言われるほどで、あの慰安婦問題を現代の賠償問題に発展させる原因となった「河野談話」を作った人物です。この談話ものすごく中国・韓国にこびた内容のため、中国と韓国は非常に評価し、再度賠償金を取ろうとする根拠に使われました。

河野太郎さんの考えは一郎さんと同じ流れを汲んでいます。

次に日本端子のホームページがこちらです。

河野二郎さんは河野太郎さんの弟です。

以前は太陽光パネルのコネクタを製造しており、現在もさまざまなコネクタを製造しています。そして中国に合弁会社があります。

河野太郎氏は

「2015年に太陽光パネル用のコネクタの製造販売は終了しているし、中国市場で販売していない」

日本端子と太陽光パネル

と言っていますが、主語が日本端子であり合弁会社の話ではなく、疑惑は残り続けている状態です。

そんな中、2024年の河野氏が主導していた再生可能エネルギー事業のプレゼンテーション資料に堂々と中国企業のロゴが入っていたという問題が発生しました。

再生可能エネルギー分野における国際的なパートナーシップを強調するためのものでしたが、一部のメディアやSNSでは「中国企業との密接な関係」を示すものとして批判されました。

特に、中国企業が日本の重要なエネルギー事業に深く関与しているのではないかという疑念が広まり、再び「中国との癒着」疑惑が浮上するきっかけとなりました。

河野太郎の中国との関わりの歴史

河野太郎氏と中国の関わりの歴史は、おそらくは河野洋平元衆議院議長時代からあったと思われます。ですが、この頃のことは表舞台には記録がありません。

はっきりと関わりが出たのは、外務大臣になってからです。

中国訪問と日本での要人と会談記録

2018年1月 北京を訪問し、北京を訪問し、JENESYS2.0中国訪日代表団と交流
2018年4月 北京を訪問し、王毅外相と日中外相会談を実施。日中関係の改善を目指した外交活
2019年4月 北京を訪問し、第5回日中ハイレベル経済対話に出席。経済協力の議論
2019年8月 北京を訪問し、日中外相会談を実施

2018年5月 東京で王毅外相と会談。日中関係の改善と経済協力について
2019年5月 東京で王毅外相と会談。経済協力の進展について話し合い
2020年11月 東京で楊潔篪政治局員と会談。地域の安全保障や経済協力について意見交換

これだけではピンときませんので、前後の外務大臣と比較しましょう

各外務大臣の中国との会談の比較

岸田文雄 4年8か月 中国訪問:1回 日本で中国要人と会合:2回
河野太郎 2年1か月 中国訪問:4回 日本で中国要人と会合:3回
茂木敏   2年1か月 中国訪問:1回 日本で中国要人と会合:2回

うん。はっきり多いですね。親中派とはっきりわかります。

また、セルフィーですと言って中国の華 春瑩報道官と写真を撮るなんて他の方では見ません。

過去の発言においても、河野氏は日中関係の重要性を繰り返し強調しており、特に経済面での協力が日本にとって有益であると語っています。

それは先ほど紹介した再生可能エネルギー事業のスライド問題にも通じるものがあると考えられます。

実際の政策や行動はどうだったのか?事実検証

実際の河野太郎氏の政策や行動はというと、親中ではなくバランスがとられています

その最たるものが、外務大臣として参加した2019年のG20大阪サミットです。

このサミットでは、米中貿易摩擦が国際的な関心事となっていた中で、河野氏は日本の立場を明確にし、中国との経済関係を重視しながらも、自由で公正な貿易ルールの維持を主張しました。

特に知的財産権の保護や技術移転の強制を防ぐための国際ルールの重要性を訴え、これは中国に対する牽制と捉えられました。

また、中国の「一帯一路」構想に対しても慎重な姿勢を示していました。

2018年の国会答弁では、日本は中国との経済協力を進める一方で、「一帯一路」のリスクについても注視し、日本の国益を守るための対策を講じる必要があると述べています。

この発言は、中国の巨大なインフラ投資計画が日本の外交戦略にどのような影響を与えるかについて、冷静な分析に基づいた対応を取っていたことを示しています。

また、河野氏は中国の人権問題に対しても明確な立場を取っています。

特に2020年の香港問題においては、香港国家安全維持法に対して強い懸念を示し、日本政府としても自由や民主主義を守るための国際的な連携を強化する姿勢を打ち出しました。

このような行動は、中国に対する一貫した友好的な姿勢とは対照的に、国際的な人権問題や法の支配に対して厳格な立場を取っていることを証明しています。

結局のところ、河野氏自身は親中派であるものの、国の政策はもっと大きなもので動いているため、それにならって発言や行動をしています。

紹介したものも慎重に見てみると、当たり障りなく立場表明している印象もあります。やはり強硬には出ないという事なのでしょう。

・・・総理大臣になるとどうなるかはわかりませんが。

まとめ

  • 河野太郎氏の癒着疑惑は、河野家から脈々と続く親中・媚中が背景にある
  • 歴代外務大臣の中では河野氏は中国との関わりは深い
  • 実際の政策や行動では、日本の立場の元発言をおこなっているため、中国とは距離のある行動となっている

以上です。

お読みいただきありがとうございました。

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